好きを貫くには力が必要 沢木耕太郎氏インタビュー感想

プロフィール

こんにちは。大島です。30代前半の会社員をやっています。

今回は約1年前の沢木耕太郎氏のインタビュー記事をご紹介したいと思います。

「みんながこの状況を過度に恐れすぎている」――沢木耕太郎が「旅なき日々」に思うこと【#コロナとどう暮らす】(Yahoo!ニュース 特集)

この記事は私がFIREを目指すうえでベースになる価値観を見事に言葉にしてくれている(と勝手に思っており)、1年前に読んだ際に非常に印象に残っている記事です。

FIREを目指している方、興味がある方にとって、少なからず共感できる部分があるかと思いますので、ぜひ一度ご覧いただけると嬉しいです。

沢木耕太郎氏とは

改めて紹介するまでもないとは思いますが、沢木耕太郎氏は、日本のノンフィクション作家であり、小説家。

代表作として『深夜特急』があり、日本のバックパッカーのバイブル的存在となっています。

私自身も、国内外をバックパック背負って旅することが好きなので、とても影響を受けた本です。

特に、上記のインタビューの中にも記載がありますが、様々な旅、旅行のスタイルがある中で、どこからかどこかへ行く、移動のプロセス自体を楽しむという沢木氏の考え方はとても共感でき、私自身が旅行をするときのベースの考えになっています。

明確な将来のキャリアプランを描くのは難しい

就職活動を行っていた際によくある質問として、

弊社に入社して10年後どうなりたいですか?

みたいな、いわゆるキャリアプランを聞かれる質問を多く受けました。

私はこの質問をされた際に、毎回適当に回答していましたが心の中ではこう思っていました。

大島
大島

まともに働いたこともないのに、10年後なにやりたいかなんて分かる訳ないじゃないか・・・

キャリアプランに対する考え方には様々なものがあると思いますが、個人的には社会人になってからも、どちらかと言えば目の前の仕事をどう対応するか、あるいは次のステップとして何がやりたいかということにフォーカスを当てているように感じます。

上記の沢木氏のインタビューにおいて、以下の発言をしています。

僕は『こうなりたい』というような思いを持たないタイプの人間です。今、目の前にある仕事をやってきただけで、自分の生き方、方向性なんて考えたこともなかったし、今もないです。ライフワークとして書きたいというものもない。これは面白そうだからやってみようかなっていうことは常にあるけれども、ごくごく近い距離のことしか考えずに生きてきたような気がします。

「みんながこの状況を過度に恐れすぎている」――沢木耕太郎が「旅なき日々」に思うこと【#コロナとどう暮らす】(Yahoo!ニュース 特集)

目の前の仕事や誓い将来にフォーカスを充てていることを肯定されたような気がしました。

やりたいことをやり続けるには力が必要

一方で、沢木氏の上記の発言は、『これは面白そうだからやってみよう』といったことができるだけの自由があることが前提になっているように感じます。

一般的な会社員であれば、面白そうだからやってみよう、といってやれることには限界があり、多くの場合、一定程度やりたくないことも仕事としてやらざる得ない環境に身を置いていると思います。

この点について沢木氏も、こう述べています。

やりたいことだけをやってきたらこうなったっていう、それだけの話だから。だけれども、それを貫くためには、リスクがある。ちょっと偉そうなことを言うようだけど、力が必要だと思う。

「みんながこの状況を過度に恐れすぎている」――沢木耕太郎が「旅なき日々」に思うこと【#コロナとどう暮らす】(Yahoo!ニュース 特集)

勝手な私の解釈ですが、この『力』を得るための一つの手段がFIREなのかなと思っています。(沢木さんが意図していることと必ずしも一致していないかもしれませんが)

つまり、経済的自由を獲得することで、自分が好きなことをする力を得られるということです。

このインタビューを読んで、改めて自分がFIREを目指している意味を再認識することができました。是非みなさまもご一読いただけると嬉しいです!

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